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イタリア有機農業 調査の旅

地球畑 代表 大和田 明江

 

地球畑 荒田店11周年誕生祭にはたくさんの方においでいただき、ありがとうございました。
誕生祭が来るたびに、それぞれのお店が誕生した時のことを思い出します。


環境や未来に配慮した本来の農業、安全で健康な食、オーガニックな生き方を広げようとつくられた地球畑の原点を見つめ、その時々の生みの苦しみや喜びを振り返り、支えて下さった皆様に感謝し、また新たな一歩を踏み出す日。


これからもそんな誕生祭を大切に、みんなで力を合わせて有機農業を広げていきたいと思います。


ところで、2月25日から3月5日まで、有機農業の調査のためイタリアに行ってきました。 鹿児島大学の研究チームに加わらせていただいて、ミラノとヴォローニャを拠点に有機農業の先進国イタリアの実状を把握しようと、さまざまな場所を精力的に回らせてもらいました。


ルドルフ・シュタイナーの提唱によるバイオダイナミック農業協会。有機専門小売店 ボタニカ。
有機専門スーパー ナチュラシー。大型量販店で有機商品のP&B化をすすめるコープ・ロンバルディア。イタリア最大の生産者組織アポフルーツ・イタリアとその有機食品専門子会社カノバ。有機認証機関ICER。そしてこうした組織や消費者団体、環境保護団体や企業、銀行(ビオ・バンク)など、33団体がまとまって有機農業を推進するためにつくられた共同事業体(コンソーシアム)フェデル・ビオ。


そしてブドウ栽培からワイン製造まで行う有機農園と、山間部に新規就農した個性的な有機農家。有機牛乳を原料に伝統的製法でつくる パルメザンチーズの小さな協同組合サンタ・リータ。実際に現地で聞くお話はそれぞれが印象深く、心に残る訪問となりました。


イタリアは日本の4/5の程の国土面積で、有機認証面積は日本の110倍以上、有機農地面積が世界で4位、有機農家数で3位の有機農業先進国です。
イタリアのみならずヨーロッパ全体の有機農業が大きく飛躍することになったのは、1991年以降ECC(欧州経済共同体)の共通農業政策(CAP)により有機農業の補助金制度が手厚く実施されるようになったからだといわれています。


もはや日本と比較にならない程大きな市場規模をもつイタリアの有機農業の実態に触れ、何故、日本の有機農業は長く足踏み状態が続いたのか、あらためて考えることができました。


わずかな滞在中、何度か「フクシマは?」とたずねられました。
福島の事故を契機に国民投票で原発廃止の方向性を明確にしたイタリア。日本のマスコミでは政治的にも経済的にも不安定要素の大きい国というイメージですが、ひるがえって日本の現状を客観的に見つめるとどのように見えるのでしょうか。私達の価値観が問われる旅でもありました。

 

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